システム開発コラム集

Aceessでのシステム開発に関するコラム集です。
236.accessでのシステム開発でよくある「要件定義ミス」を防ぐ質問リスト
Accessでのシステム開発は、比較的短期間で導入できる反面、要件定義の段階でミスをすると、作ったシステムが現場で使えないリスクがあります。
特に中小企業や部門単位の開発では、非エンジニアの担当者が中心となるケースも多く、要件の抜け漏れや認識のずれが起こりやすいのが現状です。
ここでは、Access開発で失敗しないための質問リストを紹介します。
1. 業務フローの確認
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このシステムでどの業務を効率化したいのか?
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現在の作業手順をすべて書き出すとどのくらいの手間がかかるか?
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入力・検索・集計・帳票出力のどれを優先するか?
現場の業務フローを正確に把握することで、不要な機能追加や抜け漏れを防げます。
2. データの範囲と種類
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どのデータを管理する必要があるか?
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データはどの単位で記録するか(例:日単位、商品単位、顧客単位)?
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過去データの移行や履歴管理は必要か?
データ構造を明確にすることで、後から「登録できない」「集計できない」といった問題を避けられます。
3. 出力と活用の確認
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どんな帳票や集計結果を出したいか?
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出力形式は紙、Excel、PDFなどどれが必要か?
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データ分析や可視化のニーズはあるか?
これにより、フォームやレポートの設計を適切に行うことができます。
4. 権限と運用ルール
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誰がデータを入力・編集できるか?
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誰が閲覧だけできるか?
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データ更新や削除に制限は必要か?
アクセス権限をあらかじめ設計しておくことで、誤入力や情報漏えいを防げます。
5. 将来の拡張性
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今後取り扱うデータ量や業務範囲の増加は見込まれるか?
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他のシステムやクラウドサービスとの連携が必要になる可能性はあるか?
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将来的に多人数での同時利用を想定しているか?
ここを確認することで、設計段階で柔軟性を持たせ、作り直しや手戻りを減らせます。
6. 現場での運用イメージ
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日々の入力作業はどのくらいの時間がかかるか?
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誰が主に使用するか?
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トラブル時のサポート体制はどうするか?
現場目線を把握することで、操作性やメンテナンス性に優れたシステム設計が可能になります。
Accessでのシステム開発は、要件定義の段階で現場の疑問やニーズをしっかり拾い上げることが成功の鍵です。
この質問リストをもとにヒアリングを行えば、設計ミスや手戻りを最小限に抑え、現場で活用されるシステムを作りやすくなります。

