システム開発コラム集

Aceessでのシステム開発に関するコラム集です。
237.access 開発 × 他システム連携 ― Excel/CSV/Web APIとの橋渡しガイド
Microsoft Accessは単独でも業務効率化に役立ちますが、ExcelやCSV、Web APIなど他のシステムと連携させることで、さらに活用の幅が広がります。
中小企業や部門単位での業務システム開発では、既存データを有効活用するための橋渡しが重要です。ここではAccess開発での代表的な連携方法とポイントを解説します。
1. Excelとの連携
AccessとExcelは同じMicrosoft製品のため、データ連携が比較的簡単です。
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インポート/エクスポート
Excelの表をAccessのテーブルに取り込み、Accessで集計・分析した結果を再びExcelで出力することが可能です。 -
リンクテーブル
ExcelのファイルをAccessにリンクすると、Excelのデータをリアルタイムで参照できます。
これにより、最新データを保持したまま、Access側でフォームやレポートを作ることができます。
2. CSVファイルとの連携
CSVは多くのシステムで利用される共通フォーマットです。
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AccessでCSVを取り込む場合、インポートウィザードを使って簡単にテーブル化できます。
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定期的なデータ更新は、VBAでCSVを読み込むマクロを作ると自動化可能です。
CSV連携は在庫データや売上データの取り込みなど、複数システムのデータをまとめたい場合に便利です。
3. Web APIとの連携
最近ではクラウドサービスやWebアプリとの連携も増えています。AccessからWeb APIを呼び出すことで、外部サービスのデータを直接取得・更新できます。
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VBAでHTTPリクエストを送信し、JSONやXML形式のデータを取得
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取得したデータをAccessのテーブルに変換して分析や帳票作成に活用
API連携は、例えばECサイトの受注情報や会計クラウドサービスの仕訳データをAccessで集計するケースで威力を発揮します。
4. 連携時の注意点
他システムとAccessを連携させる際は、以下のポイントに注意しましょう。
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データ型の整合性:ExcelやCSVは文字列として扱われることがあるため、数値や日付型との変換を確認
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更新タイミング:複数システムのデータが同時更新される場合、競合や上書きに注意
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セキュリティ:Web API連携では認証情報の管理と通信の暗号化が必要
Access開発と他システムの連携は、業務の自動化やデータ集約に非常に有効です。
ExcelやCSVは手軽にデータをやり取りでき、Web APIを使えばクラウドサービスともリアルタイムで接続できます。
ポイントは、どのデータをどのタイミングで取り込み、どこで加工・出力するかを明確にすることです。
これを押さえれば、非エンジニアでもAccessを中心とした効率的な業務システムを構築できます。

