システム開発コラム集

Aceessでのシステム開発に関するコラム集です。
239.access 開発初心者が1カ月で作れる簡易業務管理アプリの設計手順
Accessは初心者でも短期間で業務アプリを作れるのが魅力です。
ここでは、初めてAccessで開発する方が1カ月で簡易業務管理アプリを完成させるための設計手順を具体的に紹介します。
1. 業務の目的を明確にする
まずはアプリで何を管理するかを整理します。
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受注管理、顧客管理、在庫管理など、対象業務を決める
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現状の作業で時間がかかっている部分を洗い出す
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アプリ導入で削減したい作業時間やミスを具体化する
目的をはっきりさせることで、作る機能と不要な機能を区別できます。
2. 必要なデータを整理する
次に管理するデータの種類と項目を決めます。
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顧客名、住所、連絡先
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商品名、単価、在庫数
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受注日、数量、担当者
データごとにテーブルを分け、主キーを設定することで、後からの集計や検索が簡単になります。
3. データベース設計(テーブル・リレーション)
Accessではテーブル間の関係(リレーション)が重要です。
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顧客テーブルと受注テーブルを顧客IDで関連付ける
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商品テーブルと受注テーブルを商品IDで関連付ける
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不要なデータの重複を避けるため正規化を意識する
ここでしっかり設計することで、後のフォームやレポート作成がスムーズになります。
4. フォーム設計
入力用のフォームを作る段階では、現場担当者が使いやすい画面を意識します。
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顧客登録フォーム、受注登録フォームなどを作る
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入力順序を業務フローに合わせる
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必要に応じて検索や絞り込みボタンを追加
初心者でもAccessのウィザードを使えば簡単にフォームを作成できます。
5. クエリと集計の作成
次に、業務に必要な集計や抽出処理をクエリで作ります。
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月別売上集計クエリ
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担当者別受注一覧
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在庫不足の商品リスト
クエリを使うと、Excelで手作業していた集計作業を自動化できます。
6. レポート作成
集計結果を印刷や共有用にレポートにします。
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売上報告書、受注リスト、在庫表など
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デザインはシンプルで見やすく
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集計クエリを元に自動で値が反映されるように設定
7. テストと修正
作成後は必ず現場の想定操作でテストを行います。
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入力ミスや抜け漏れがないか確認
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検索や集計結果が正しいかチェック
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フォームやレポートの使いやすさを現場で確認
テストで見つかった問題を改善すれば、1カ月以内でも十分に実務で使える簡易業務管理アプリが完成します。
Access初心者でも、業務目的の整理→データ設計→フォーム・クエリ・レポート作成→テストという手順を踏めば、現場で役立つアプリを短期間で作成できます。
ポイントは、まず小さく始めて、必要に応じて機能を追加していくことです。

