システム開発コラム集

Aceessでのシステム開発に関するコラム集です。
243.Microsoft Access“属人的管理”を脱却!誰でも使える業務システムにする方法
Accessは業務システムを手軽に作れる反面、開発者や特定の担当者に依存してしまう“属人的管理”になりやすいという課題があります。
担当者が退職したり異動したりすると、システムが使えなくなるケースも少なくありません。
ここでは、Microsoft Accessで属人的管理を脱却し、誰でも使える業務システムにする方法を解説します。
1. 入力フォームをシンプルに設計する
ユーザーが迷わず操作できるフォームを作ることが第一歩です。
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不要な項目や複雑な操作は省く
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プルダウンやカレンダー入力など、操作補助を活用
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業務フローに沿った入力順序にする
これにより、Accessに不慣れなスタッフでも正確にデータを入力できます。
2. マニュアルとヘルプ機能を用意する
属人的管理を防ぐには、操作方法を誰でも確認できる環境が必要です。
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簡単な操作マニュアルや動画を作る
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フォーム内に入力例や注意点を表示
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よくあるトラブルと対処方法を明記
これにより、新しい担当者でも迷わずシステムを使えるようになります。
3. データベース設計を標準化する
Accessのテーブルやクエリ、リレーションは開発者に依存しない設計が大切です。
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テーブルやフィールドの命名規則を統一
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リレーションやキー設定を分かりやすく
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正規化を意識して重複データを減らす
標準化された設計は、将来的な修正や機能追加も容易になります。
4. 自動化と定型処理の活用
定型作業はVBAやマクロで自動化すると属人性が減ります。
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定期集計や帳票作成をワンクリックで実行
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データチェックやエラー通知も自動化
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業務担当者が操作するだけで必要な処理が完了
自動化により、操作のばらつきや人的ミスを減らすことができます。
5. 権限管理とログの活用
誰でも使えるだけでなく、情報の安全性も確保しましょう。
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ユーザーごとに操作権限を設定
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重要データの変更履歴や操作ログを残す
これにより、システム運用が透明化され、特定担当者に依存しない体制が作れます。
Accessで属人的管理を脱却するには、フォーム設計の工夫、マニュアル整備、標準化されたデータベース設計、自動化、権限管理の5つがポイントです。
これらを意識すれば、誰でも使える業務システムを構築でき、長期的に安定した運用が可能になります。

