システム開発コラム集

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Aceessでのシステム開発に関するコラム集です。

Accessで「正規化」が重要視される本当の理由|Excelとの決定的な違い

Excelとの決定的な違い

Accessを学び始めると、必ず出てくる言葉が「正規化」です。
しかし、多くの人が「難しい理論」「試験用の知識」と捉え、実務とは距離のあるものだと感じがちです。

実際には、正規化はAccess開発、Accessシステム開発を成立させるための前提条件に近い考え方です。
そして、この正規化という概念は、Excelとの決定的な違いを理解することで初めて腹落ちします。

正規化とは「きれいに分ける」ことではない

正規化というと、「テーブルを細かく分けること」と説明されることが多いですが、それは結果であって目的ではありません。

正規化の本質は、
・同じ情報を何度も持たない
・データの意味を一意に保つ
・変更に強い構造を作る
という点にあります。

Accessでは、データが業務の基盤になります。その基盤が曖昧なままでは、どんなに画面や処理を工夫しても、システムとして安定しません。

Excelでは正規化が軽視されやすい理由

Excelでは、正規化を意識せずとも業務が回ってしまうことが多くあります。
それは、Excelが
・人が目で見て判断する
・手作業で修正できる
という使われ方を前提にしているからです。

例えば、同じ顧客名が何行にも繰り返し書かれていても、人間が違和感に気づき、その場で修正できます。
Excelでは、多少の不整合があっても、人の判断で吸収できてしまうのです。

Accessは「人の判断」に頼らない

Accessは、業務を自動化し、継続的に使うことを前提としています。
そのため、「人が気づいて直す」という前提が通用しません。

顧客名が表記ゆれしていたり、部署名が途中で変わったりすると、それだけで集計や検索が破綻します。
正規化によって、「一つの情報は一か所で管理する」
構造を作ることが、Access開発では必須になります。

正規化されていないAccessが抱える問題

正規化を意識せずに作られたAccessアプリケーションは、次のような問題を起こしやすくなります。

・修正漏れが頻発する
・集計結果が合わない
・過去データの意味が変わる
・誰も全体構造を把握できない

これらはすべて、「データの持ち方」が原因です。
フォームやVBAの問題ではありません。

正規化はAccess開発の「設計作業」

正規化は、データベース理論というより、設計作業に近いものです。
業務の中で、
・何が主体なのか
・何が属性なのか
・何が履歴なのか
を整理する行為です。

Accessシステム開発では、この整理を最初に行うかどうかで、その後の作業量が大きく変わります。

正規化を理解するとAccessが「楽」になる

正規化という言葉に身構える必要はありません。
むしろ、正規化を意識したAccess開発は、
・後から直しやすい
・処理がシンプルになる
・トラブルが減る
というメリットがあります。

「Accessは難しい」と感じている人ほど、正規化を避けてきた可能性があります。
データ構造を整理することで、Accessはむしろ扱いやすいツールになります。

まとめ:正規化はAccessの前提条件

Accessで正規化が重要視される理由は、理論的だからではありません。
業務システムとして成立させるために必要だからです。

Excelの延長としてAccessを使おうとすると、正規化は邪魔に感じられます。
しかし、Accessをアプリケーション開発ツールとして捉えた瞬間、正規化は自然な考え方になります。

この違いを理解できるかどうかが、Access開発を成功させる分かれ道になります。

 

 

 

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